其の四:陽炎(かげろう)の術 〜熱をコントロールせよ〜

ケンちゃん

ミドリ先生〜!
今日は「陽炎の術」っていうのを習うんだよね?
なんだかカッコイイ名前だけど…どんな術なの?

ミドリ先生

ふふふ、ケンちゃん。
陽炎の術は、「熱をコントロールする術」なのよ。
エアコンを上手に使って、地球とお財布にやさしくなる忍術なの!

ケンちゃん

えっ?エアコンで忍術?それってどういうこと?

ミドリ先生

例えば、夏に冷房を使うとき、設定温度を28℃にすると、
電気の使いすぎを防げるの。
たった1℃上げるだけで、電気の13%も節約できるのよ!

ケンちゃん

13%!?それってすごくない!?1日中つけてたらどうなるの?

ミドリ先生

うん。たとえば冷房を1日9時間、設定温度を27℃から28℃にしただけで、1年で約30キロワットアワーの電気がういて、CO₂も約14.4キロ減らせるの。

ケンちゃん

そんなに!?しかもボクがスイッチをピッてするだけで!?
よーし、今日からピッの達人になるぞ!

ミドリ先生

えらいわ、ケンちゃん!しかもね、暑く感じたら扇風機やサーキュレーターを一緒に使えば、もっと涼しく感じられるのよ

ケンちゃん

へえ〜、風を回すってことか!じゃあ冬はどうすればいいの?

ミドリ先生

冬は暖房の設定を20℃にするのがコツよ。それに厚着をしたり、ブランケットを使ったりすると、体もポカポカになるわよ。

ケンちゃん

なるほど〜!エアコンばっかりに頼らないってことだね!

ミドリ先生

その通り!さらに、風量を「自動」にすると、エアコンがかしこく動いてくれるの。
それにね、フィルターのおそうじも大事!月に1〜2回お手入れするだけで、効きがぜんぜん違うのよ。

ケンちゃん

よ~し、全部やって、陽炎の術マスター!になるぞ~!!

忍びの心得 其の四 『陽炎の術』

陽炎のごとく、熱を操る術を極めよ。エアコンの使い方一つで、地球と財布に優しき風が吹く。


◆ ミッション

エアコンの設定温度を見直し、冷房時は28℃、暖房時は20℃を目安にせよ。


◆ なぜ大事?

エアコンの設定温度を1℃調整するだけで、消費電力量を大幅に削減できます。具体的には、冷房時に設定温度を1℃上げると約13%、暖房時に1℃下げると約10%の電力削減が見込まれます。 

例えば、冷房時に設定温度を27℃から28℃に変更し、1日9時間使用した場合、年間で約30.24kWhの電力を節約でき、CO₂排出量を約14.4kg削減できます。 


◆ 忍びのワザ・実践編

  • 冷房時は設定温度を28℃に 室温が高く感じる場合は、扇風機やサーキュレーターを併用して体感温度を下げましょう。
  • 暖房時は設定温度を20℃に 厚着やブランケットを活用し、暖房に頼りすぎない工夫を。
  • 風量は「自動」に設定 エアコンの風量を「自動」にすると、効率的に室温を調整でき、節電につながります。 
  • フィルターの定期的な清掃 フィルターが目詰まりしていると冷暖房効率が下がります。月に1~2回の清掃を心がけましょう。 

◆ 忍びのヒント

エアコンの設定温度を1℃調整するだけで、CO₂排出量を年間で約8kg削減できます。 

目次

❄️ エアコンの節電ポイント

① 温度を下げすぎないのが基本!

  • 冷房時の目安:28℃
  • 暖房時の目安:20℃

👉 設定温度を1℃変えるだけで、冷房なら約13%、暖房なら**約10%**の電気が節約できます。


② 風量は「自動」が基本でおすすめ!

✅ なぜ「自動」がいいの?

  • 部屋の温度に合わせて、エアコンが最も効率よく運転してくれるからです。
  • 風量を「強」に固定してしまうと、電力を無駄に使いすぎることもあります。

🌟ただし、一時的に「強」にしてもいい時:

  • 部屋がとても暑い or 寒いとき、最初の数分間だけ「強」にして一気に室温を整えるのはOK。
  • その後、必ず「自動」に戻すのがポイント!

③ 扇風機・サーキュレーターを活用!

  • エアコンの冷気や暖気は、部屋の上や下にたまりがち。
  • 空気をかきまぜて体感温度を下げられるので、設定温度をそのままにしても快適になります。✅ まとめ:風量と温度、どっちが節電になる?
項目節電効果の大きさ理由
設定温度を変える◎ とても大きい消費電力が大幅に減る
風量を「強」にする△ 一時的にはOK効果はあるが、自動の方が効率的
風量を「自動」にする◎ 安定して節電状況に合わせて効率的にコントロールできる

📊 1. 設定温度1℃の節電効果(経済産業省&環境省)

  • **経済産業省(資源エネルギー庁)**の省エネ情報では、
    • 冷房:27℃→28℃に設定温度を上げると、年間で約30.24 kWhの節電とCO₂排出14.8 kg削減が可能  。
    • 暖房:21℃→20℃に下げると、年間で約53.08 kWhの節電とCO₂排出25.9 kg削減  。
  • 環境省も、夏28℃、冬20℃を目安とすることを推奨し、設定温度を1℃変えるだけで、
    • 冷房は約13%減
    • 暖房は約10%減の電力削減が見込まれるとしています  。

✅ 2. 風量「強」「自動」「弱」の節電効果(メーカー調査)

  • ダイキンの実験では(公的連携キャンペーン含む)、
    • 風量「弱」より「自動」の方が約3割消費電力量が少ない(1日あたり約3.85 kWh→2.79 kWh)  。
  • また、「風量:強」にすると、
    • 設定温度を1℃下げた場合(1.13 kWh)よりも少ない0.52 kWhの消費で済む=設定温度を下げるより風量を上げる方が節電になると確認  。

🧭 3. 風量モード選びのポイント

  • エアコン起動時や暑い部屋を素早く冷やしたい時は、**「強」**にして短時間で温度調整。
  • 一度室温が安定したら、「自動」に戻すのが一番効率的(メーカー各社も推奨)  。
  • 一方、「弱」モードを長時間使うと効率が落ちて、逆に電気代が増えてしまう  。

✅ 結論まとめ

  • 1℃の温度設定の変更 → 冷房で約13%、暖房で約10%節電!(公的機関のデータあり)
  • 風量「強」 → 部屋を早く快適にし、設定温度を下げるより節電に。
  • 風量「自動」 → 最適運転で安定的に節電できる、非常におすすめ。

🍃 身近な例(CO₂吸収・排出の感覚)


🌳1本の木が1年間に吸収するCO₂量

  • 約14kg(スギやヒノキなどの平均的な木1本あたり)
  • つまり「CO₂を14kg出す」と、木を1年間働かせるのと同じくらい!

 たとえば…

「エアコンの設定温度を1℃上げて14.4kgのCO₂を減らせた」は、

→ “木を1本植えた”のと同じ効果!


②🚗乗用車で走る距離に換算

  • ガソリン車は1km走るごとに約0.2〜0.25kgのCO₂を排出

 たとえば…

「CO₂を10kg削減した」=車で40〜50km運転をやめたのと同じ


③レジ袋の使用に換算

  • レジ袋1枚の製造・廃棄で約18.5gのCO₂排出

たとえば…    「CO₂を1kg削減した」=レジ袋約54枚を使わなかったのと同じ!


④スマホ充電で出るCO₂量

  • スマホ1回のフル充電でCO₂は約7g

 たとえば…    「CO₂を1kg削減した」=スマホを140回充電した分の排出をカット


⑤家庭の年間CO₂排出量の一部として

  • 日本の家庭1世帯あたり:年間4,000〜5,000kgのCO₂排出(冷暖房・照明・家電・移動含む)

 たとえば…    「1人が年間100kg減らす」=世帯全体の2〜3%を1人でカット!


💡アースニンジャのつぶやき

🥷「冷房の設定温度を1℃上げるだけで、CO₂が14.4kg減るんだ。

つまり、木を1本植えたのと同じくらいスゴイんだよ!」

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