
ミドリ先生〜!
今日は「陽炎の術」っていうのを習うんだよね?
なんだかカッコイイ名前だけど…どんな術なの?



ふふふ、ケンちゃん。
陽炎の術は、「熱をコントロールする術」なのよ。
エアコンを上手に使って、地球とお財布にやさしくなる忍術なの!



えっ?エアコンで忍術?それってどういうこと?



例えば、夏に冷房を使うとき、設定温度を28℃にすると、
電気の使いすぎを防げるの。
たった1℃上げるだけで、電気の13%も節約できるのよ!



13%!?それってすごくない!?1日中つけてたらどうなるの?



うん。たとえば冷房を1日9時間、設定温度を27℃から28℃にしただけで、1年で約30キロワットアワーの電気がういて、CO₂も約14.4キロ減らせるの。



そんなに!?しかもボクがスイッチをピッてするだけで!?
よーし、今日からピッの達人になるぞ!



えらいわ、ケンちゃん!しかもね、暑く感じたら扇風機やサーキュレーターを一緒に使えば、もっと涼しく感じられるのよ



へえ〜、風を回すってことか!じゃあ冬はどうすればいいの?



冬は暖房の設定を20℃にするのがコツよ。それに厚着をしたり、ブランケットを使ったりすると、体もポカポカになるわよ。



なるほど〜!エアコンばっかりに頼らないってことだね!



その通り!さらに、風量を「自動」にすると、エアコンがかしこく動いてくれるの。
それにね、フィルターのおそうじも大事!月に1〜2回お手入れするだけで、効きがぜんぜん違うのよ。



よ~し、全部やって、陽炎の術マスター!になるぞ~!!
忍びの心得 其の四 『陽炎の術』
陽炎のごとく、熱を操る術を極めよ。エアコンの使い方一つで、地球と財布に優しき風が吹く。
◆ ミッション
◆ なぜ大事?
エアコンの設定温度を1℃調整するだけで、消費電力量を大幅に削減できます。具体的には、冷房時に設定温度を1℃上げると約13%、暖房時に1℃下げると約10%の電力削減が見込まれます。
例えば、冷房時に設定温度を27℃から28℃に変更し、1日9時間使用した場合、年間で約30.24kWhの電力を節約でき、CO₂排出量を約14.4kg削減できます。
◆ 忍びのワザ・実践編
- 冷房時は設定温度を28℃に 室温が高く感じる場合は、扇風機やサーキュレーターを併用して体感温度を下げましょう。
- 暖房時は設定温度を20℃に 厚着やブランケットを活用し、暖房に頼りすぎない工夫を。
- 風量は「自動」に設定 エアコンの風量を「自動」にすると、効率的に室温を調整でき、節電につながります。
- フィルターの定期的な清掃 フィルターが目詰まりしていると冷暖房効率が下がります。月に1~2回の清掃を心がけましょう。
◆ 忍びのヒント
エアコンの設定温度を1℃調整するだけで、CO₂排出量を年間で約8kg削減できます。


エアコンの節電ポイント

① 温度を下げすぎないのが基本!
- 冷房時の目安:28℃
- 暖房時の目安:20℃
② 風量は「自動」が基本でおすすめ!


なぜ「自動」がいいの?

- 部屋の温度に合わせて、エアコンが最も効率よく運転してくれるからです。
- 風量を「強」に固定してしまうと、電力を無駄に使いすぎることもあります。


ただし、一時的に「強」にしてもいい時:

- 部屋がとても暑い or 寒いとき、最初の数分間だけ「強」にして一気に室温を整えるのはOK。
- その後、必ず「自動」に戻すのがポイント!
③ 扇風機・サーキュレーターを活用!
- エアコンの冷気や暖気は、部屋の上や下にたまりがち。
- 空気をかきまぜて体感温度を下げられるので、設定温度をそのままにしても快適になります。
まとめ:風量と温度、どっちが節電になる?
項目 | 節電効果の大きさ | 理由 |
---|---|---|
設定温度を変える | ◎ とても大きい | 消費電力が大幅に減る |
風量を「強」にする | △ 一時的にはOK | 効果はあるが、自動の方が効率的 |
風量を「自動」にする | ◎ 安定して節電 | 状況に合わせて効率的にコントロールできる |


1. 設定温度1℃の節電効果(経済産業省&環境省)

- **経済産業省(資源エネルギー庁)**の省エネ情報では、
- 冷房:27℃→28℃に設定温度を上げると、年間で約30.24 kWhの節電とCO₂排出14.8 kg削減が可能 。
- 暖房:21℃→20℃に下げると、年間で約53.08 kWhの節電とCO₂排出25.9 kg削減 。
- 環境省も、夏28℃、冬20℃を目安とすることを推奨し、設定温度を1℃変えるだけで、
- 冷房は約13%減
- 暖房は約10%減の電力削減が見込まれるとしています 。


2. 風量「強」「自動」「弱」の節電効果(メーカー調査)

- ダイキンの実験では(公的連携キャンペーン含む)、
- 風量「弱」より「自動」の方が約3割消費電力量が少ない(1日あたり約3.85 kWh→2.79 kWh) 。
- また、「風量:強」にすると、
- 設定温度を1℃下げた場合(1.13 kWh)よりも少ない0.52 kWhの消費で済む=設定温度を下げるより風量を上げる方が節電になると確認 。


3. 風量モード選びのポイント

- エアコン起動時や暑い部屋を素早く冷やしたい時は、**「強」**にして短時間で温度調整。
- 一度室温が安定したら、「自動」に戻すのが一番効率的(メーカー各社も推奨) 。
- 一方、「弱」モードを長時間使うと効率が落ちて、逆に電気代が増えてしまう 。


結論まとめ

- 1℃の温度設定の変更 → 冷房で約13%、暖房で約10%節電!(公的機関のデータあり)
- 風量「強」 → 部屋を早く快適にし、設定温度を下げるより節電に。
- 風量「自動」 → 最適運転で安定的に節電できる、非常におすすめ。


身近な例(CO₂吸収・排出の感覚)

①🌳1本の木が1年間に吸収するCO₂量
- 約14kg(スギやヒノキなどの平均的な木1本あたり)
- つまり「CO₂を14kg出す」と、木を1年間働かせるのと同じくらい!
たとえば…
「エアコンの設定温度を1℃上げて14.4kgのCO₂を減らせた」は、
→ “木を1本植えた”のと同じ効果!
②🚗乗用車で走る距離に換算
- ガソリン車は1km走るごとに約0.2〜0.25kgのCO₂を排出
たとえば…
「CO₂を10kg削減した」=車で40〜50km運転をやめたのと同じ
③レジ袋の使用に換算
- レジ袋1枚の製造・廃棄で約18.5gのCO₂排出
たとえば… 「CO₂を1kg削減した」=レジ袋約54枚を使わなかったのと同じ!
④スマホ充電で出るCO₂量
- スマホ1回のフル充電でCO₂は約7g
たとえば… 「CO₂を1kg削減した」=スマホを140回充電した分の排出をカット
⑤家庭の年間CO₂排出量の一部として
- 日本の家庭1世帯あたり:年間4,000〜5,000kgのCO₂排出(冷暖房・照明・家電・移動含む)
たとえば… 「1人が年間100kg減らす」=世帯全体の2〜3%を1人でカット!


アースニンジャのつぶやき

「冷房の設定温度を1℃上げるだけで、CO₂が14.4kg減るんだ。
つまり、木を1本植えたのと同じくらいスゴイんだよ!」
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